感染症
感染症
感染症は大きく分けて2つの種類があります。O157や淋病など細菌感染によるもの、エイズやC型肝炎などウイルス感染によるものです。感染症にかかっているかどうかを判定する方法として体外診断薬の先進医療技術が用いられています。また、医療にかかわる人たちが仕事中にかかる職業感染の防止のためにも先進医療技術が使われています。
感染症と体外診断薬・システム
感染症に対して陽性または陰性であるかの診断には、細菌培養検査、細菌同定検査、ウイルス(抗原)の検出、ウイルスに対する抗体の検出などの検査が行われます。これらの検査によって、その後の治療方法が決定されるので、迅速な検査結果の提供が求められており、最近ではウイルス検査において全自動分析機による測定が主流となってきています。
性感染症
STD (性感染症:Sexually Transmitted Diseases)は、性行為や性的な接触により感染する病気の総称であり、普通の性生活を送っている人であれば、誰でもかかる可能性がある病気です。その中でも、全体の36%を占めるクラミジア感染症は感染しても自覚症状がない場合が多く、たとえば、男性の50%、女性は80%が無症状であると言われています。そのため、感染に気付かないままパートナーへ感染させるなどして、STDの知識を持たない若年層を中心に広がり続けているのが現状です。クラミジア感染症、淋菌感染症は治療すれば治る感染症ですが、治療せずに放置しておくと、特に女性の場合、不妊症、子宮外妊娠などの原因になったり、胎児に悪影響を与える場合もあります。
治療のためには医療機関や保健所等でSTDの検査を受けることが大切です。
また、STDを簡単に検査し、治療をする方法も普及しつつあります。検査には、医療機関で尿や子宮頚管・尿道擦過物等の検体を採取して抗原(病原体)を調べる方法、血液を採取して抗体を調べる方法が一般的です。医療機関が受診できない場合には、薬局やインターネットなどで検体採取・輸送キットを購入し、自分で検体を採取して郵送などの手段で送付し、結果を受け取るタイプの検診もあります。
職業感染と先進医療技術
職業感染の原因は採血、注射、点滴時などに、医師、看護師、臨床検査技師らが、患者の血液や体液のついた針によって刺傷する針刺し事故がもっとも多く、鋭利器材を使用する医療スタッフは毎日、針刺し事故の危険性に曝されているのが現状です。
針刺し事故の発生段階をみると、各器材によって、使用中、抜針時、リキャップ(使い終わった針をキャップに戻す)時、使用後廃棄までの間に多発しており、その2大要因として各器材の構造の特性、事故を誘発しやすい器材の取り扱い方法が上げられます。
針刺し事故の防御対策のひとつとして、すでに安全機構のついたさまざまな針器材の開発が進んでいます。
その他にも、手術室関連の感染症に対処するために、さまざまなディスポーザブル手術用品が安全性と効率の良い医療の提供に貢献しています。長時間手術が増加している昨今、耐性菌の出現の危惧を排除でき、術後感染率を低下させることが可能です。
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